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さよなら、おばあちゃん

花束


新月


夕暮れ


夕焼けのなか、新月が、光る。金色に、瞬きもせず。


12月7日、岐阜から、宝塚の実家に、帰りました。

夕食時、両親から、「実は、今日、早朝、おばあちゃんが、肺炎で入院した」と、告げられました。

私は、予感が、した。
これで、3度目の、予感。

「明日、お見舞いに行く」、というと、両親は、帰ったばかりで疲れてるから、明後日にすれば、と勧めてくれた。
でも、私の予感は、揺るがなかった。

今朝。

早めに起きて、午後早くに、病院に、着いた。

エレベーター。病室。

きれいな病室の、窓際に、おばあちゃんが、いた。

酸素マスクをつけて、点滴をして。

ベッドに近寄った、私と母を、おばあちゃんは、目で、迎えてくれた。
でも、どこも見ていない、目で。

「おばあちゃん、私、来たよ」

手を、握った。おばあちゃんの手は、とても、熱くて。
微熱が、あったのだ。

もう一度、おばあちゃん、と話しかけようとして、やっぱり、無理だった。

母の「お母さん、来ましたよ」の声を背中に、私は、廊下に出て、そう、存分に、泣きました。
おばあちゃんの前では、絶対、泣かない。
だから、散々泣いてから、病室に戻った。

「おばあちゃん」笑顔で、手を握ったら、おばあちゃんが、私の目を、しっかり見て、手を、握り返してくれた。

私の、長い、入院生活のために、ずっと会えなかった、おばあちゃん。
私を、わかって、くれた。

息が、苦しそうで、でも、ずっと、私から、目を離さない。

私も、伝えたいこと、全部、伝えた。

おばあちゃん。私、元気になったよ。みんな、おばあちゃん、大好きだよ。おばあちゃん、ありがとう。おばあちゃん。

頬をひっつけて、その、骨と皮だけのような、か細い身体を、ぎゅっと、そっと、抱きしめて。

持って行った、お花を見せたとき、また、おばあちゃんの手が、私を、握りしめた。
おばあちゃんの目から、涙が、流れた。

おばあちゃん。
私の、大切な、おばあちゃん。

2時間くらいいて、おばあちゃんは、うとうとと、目を、つぶりはじめた。

母と私は、また来るね、ゆっくり眠ってね、と、病室を、出た。
私の予感は、確信に、変わっていた。


途中駅で降りて、買い物途中。

電話が、鳴った。
「危篤です」…

母と、駅まで、走った。

走りながら、大阪にいる父に、連絡する。

電車は、すぐ、来た。

あと、20分、待って。おばあちゃん。

電車を降りて、走る。病院は、駅のすぐそば。

エレベーター。
ナースステーション。

「こちらへ」

おばあちゃんは、眠っていた。

まだ、酸素マスクをつけて。
でも、心臓は止まっていた。
ほんの、数分の、差。

おばあちゃん。
あったかいよ。今にも、また、目を開けてくれそうだよ。

酸素マスクも、点滴も、外して貰った。

父を、待つ。

お母さんを亡くして、急いでかけつけてる、パパ。可哀相に。

父が、着いた。

まだ、暖かい、おばあちゃんの手を、さすっている。

家族は、しばらく、外に出てください、と言われ、ラウンジで、待つ。

そして、部屋に入ると、綺麗なおばあちゃんが、いた。

元気なときのように、きちんとお化粧をして。

おばあちゃんだ、やっぱり、私のおばあちゃんだ。

誇り高くて、美しくて、ずっと、お姫様の気高さを持っていた、おばあちゃん。

私の、憧れでも、あった。

お寺へ行く、おばあちゃんと父を見送って、母と、帰る。

真新しいお月さまだよ。

おばあちゃん、おじいちゃんに、会えるんだね。

いつも、いつも、用がなくても、「あっこ、あっこ」と、おばあちゃんを呼んでた、おじいちゃん。

ふたり、天国で。

おばあちゃん。

きっと、おばあちゃんは知らないひとだけど、今日は、ジョン・レノンってひとの、命日だよ。

愛と、平和を、歌ったひとだよ。

戦争中、苦労して、でも、プライドを無くさなかった、おばあちゃん。


おばあちゃん。

私ね、今日、ずっと、メールで、電話で、支えてくれたひとが、いるよ。

私に、生きろ、って、言ってくれたよ。

おばあちゃん。

悲しい、儀式が終わっても、おばあちゃんは、ずっと、私のなかに、いるよ。






もしかして、ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。
電車の中なので、読み返しません。
乱文で、ごめんなさい。

忘れる前に、書き留めておきたい。

明日からは、いろんなこと、してあげたいこと、しなくちゃならないこと…

おばあちゃんに、ちゃんと、さよならして、そして、こころに、迎えいれる。

今日は、お月さま、見ていよう。

おばあちゃん。

長い長い間、ありがとう。

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あなたが、ただいまをいうところは、ありますか?

写真を撮るのが好きな、風音(かぜおと)と申します。

日常の、小さな風景を、綴っていきたいと思っています。

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